2011年7月30日土曜日

“世界は、サンプリングやカットやリミックスの

素材であることをやめて、その真実の姿をあらわした。”
               (内海 文三 / 裸者と裸者)

WhoSampledと云うサイトをご存知でしょうか。


sampling の元ネタが調べられるサイトです。便利です。

web上でコラージュ問題が話題ですね。
what is collage?

“私たちの社会は、異邦のコードであれ、あるいは異国風のコードであれ、あらゆるコードに対して生き生きとした関心を示している。しかし、それは破壊的な、いわば死臭を漂わせる関心なのである。”
               (ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガダリ / アンチ・オイディプス)

既存の作品を変換/加工する装置がサンプリングでしょうか。
価値を引用することはオマージュとかインスパイアとかパロディとか……

難しいです。what is inspiration/霊感?

“あらゆる言語は象徴のアルファベットであり、それを使うことは対話者がひとつの過去を共有しているということが前提になる。”
               (j.l.ボルヘス / エル・アレフ)

過去の共有=過去の引用、とは思いますが、印象の共有は可能なのでしょうか。
また、言語によって世界の切り分け方は異なるそうです。

“われわれはつい、言語と無関係に、世界ははじめから個々の事物(言語の指示対象)に区別されているもの、と思いこみがちだ。ところが、そんなことはないので、言語が異なれば、世界の区切り片も当然ことなるのだ。”
               (橋爪 大三郎 / はじめての構造主義)

母国語が共通していても、ある単語が個々人に与える印象は異なるはずです。
それは個々人の経験に依存し、処理してきた事象が異なるからでしょう。

人は機械なのだから、処理する方法は単一であり、入力される値も同じだ。
そりゃ集合全体を見れば、単一になるだろうけど……


と、もやもやしながら鷲宮神社に出かけてきました。

らき☆すたの聖地です。凄いね。
聖地。

“生き残った人々は何の統制もない烏合の衆として、「地区」に辿り着けば何とかなるという微かな望みだけを頼りに歩き続けた”
                    (吉村 萬壱 / バースト・ゾーン)




















歩いて行けるかな。半時間くらいのようだし。と四時ごろに出発。
私と待ち合わせしたことがある方ならご存知でしょう。

案の定迷子になりました。一時間以上歩きました。
途中、ロッテリアで半額のシェイクを飲みながら帰宅を考えました。

ここまで来て引き返すのはダメだと思い、頑張りました。
普通の神社でした。駐車場には凄いカラフルな車もありました。

神楽舞台があって驚きました。神楽は観てみたいです。
神楽は大きめの神社でも、廃れてしまったものが多いようです。

神社に行こうと思い立たせてくれた(問題の)コラージュ作品
what is chaos?













元ネタ先が分からないの多いです。
もやもやしながらの散歩は良いですね。

検索に時間を割かれないので、もやもやが持続します。
お土産も買いました。イケメンに押し付けようと思います。


   

2011年7月28日木曜日

想像の

方が、妄想の方が、まだマシでした。
どこかのベタな映画、漫画、真っ青でした。


レイ・ハラカミ / 暗闇の色 colors of the dark


2006/07/12

35min

2,100 yen





日本科学未来館に在る、megastar-II cosmos(プラネタリウム)。
その投影中に流れる音楽です。

ぬらぬらとした、漆器の様な黒を思い浮かばせる音楽です。
蝉時雨の様に、流れていることに気付かせない。

rip


   

2011年7月16日土曜日

誰からも

目を逸らされ、見ず知らずの奴になんか教えるもんかよ。
個人情報。

他人の人生に対する想像力。
それが詩的な事は少ない。結局、自分が大事。

そんな人には出来る限り成りたくないと、
そう、思う所存です。


みみみ / みんなのうたりん

2010/07/22

0 yen

34 min







民族的な曲に始まり、アンビエントに終わる名盤。
移動型音楽習慣と名付けました。縦横無尽に、移動速度は知覚できない。

表層は、研ぎ澄まされる。深層は、滑らかに削られる。
浮遊する聴覚。堆積する視覚。

視点が合わなく成るほどに、聴覚に集中してしまいます。
美しいかな、悲しいかな、切ないかな、逞しいかな。

必聴な netlabel である maltine records からリリースされております。
この質の曲を無料で出されると、困っちゃいますね。素晴らしい。




川上 弘美 / 真鶴

540 yen

文春文庫 (文藝春秋)

271 pages







幽霊、幻覚。錯乱、第六感。
場の持つ力場。磁場、電場、重力場。

空間を伝播するそれらをどう知覚しているのか。
彼岸に近づくことがそれなのか。

詩的な文章。美しきかな、それらの散文。
空間を、場面を切り取るのではなく、視覚を間隔を切り取る。

霧散する間隔。連続である自己。
記憶は断片。現実は、実時間は連続。

連続の集積であるはずの自分。自分の疑似的複製である、子供。
親の疑似的複製である、自分。家族。愛する。隔たる。他者。

散文的で詩的な美しい文体。
彼岸と此岸を往き来する間隔。酩酊。


経験は何物にも変え難い。
思考のみが変質を与える。

小難しいことは抜きにしましょう。
薄ら笑いを浮かべましょう。あなたの完全勝利です。


   

2011年7月3日日曜日

とりとめがないの!

これも入れればよかった。
あなたの話はいつも主語が無いの!


友人の素晴らしい添削を目にして、
シンゴママと 02 の会話が思い出される。

私の作成時間の倍は費やしてくれてるなぁ。
申し訳なく思い、両手で顔を覆う。

ふと立ち寄った小洒落たレストランが妙にお高くて、
一番安いパスタを渋々注文する。

三十分ほど待ち、皿に盛られたソレを巻き取り口に運ぶ。
おいしーい。トレビアーン。そんな感じです。

そんなトレビアーンな彼がお怒りになられるほどの…
駄文でございました。申し訳ありません。


red snapper / making bones


1998/09/28

2,800 yen

55 min






label は warp から、electronic に分類されます。
歌物も含まれているので聴きやすいと思います。

一曲目からぶっといベースを唸らさせゴリゴリです。
m1: the sleepless



最近は沖至かこの一枚を聴いております。
本は読んでおりますが、新しい方は発掘しておりません。